自宅看取りは「在宅診療」と「介護」でこう変わった 家族の大きな負担は過去の常識

公開日: 更新日:

「それを、しっかりと医療で解決するのが在宅診療の役割であり、在宅医はその能力を持っていなければなりません。医療用麻薬やステロイド、鎮静薬をしっかりと適切に使うと、家族の介護への負担感が減るだけではなく、本人の痛みや苦しみが和らぎ、自立した活動につながることもあります。また、家族が望まない施設入所を勧めたり、介護環境が整っていないことを理由に、無責任に入院を勧めるケアマネジャーに対して、経験豊富な有能な在宅診療医なら側面から患者や家族に援護射撃することでトラブルを解決することもできます」

 毎年の死者が140万人を超える多死社会ニッポンでは、家族の看取りを病院に丸投げすることも不十分な介護施設に任せることも不安が残る。いまこそ自宅看取りを真剣に検討してはどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由