不調はあるのに検査では異常なし それでも治療をしてもらえる?
それでは西洋医学が得意とするものはなんでしょうか。胃潰瘍、膀胱炎といった臓器そのものに炎症や硬化やがんなどがあり、それによって症状が出現する病気や病態である器質的疾患や、外科的手術の必要度の高い腫瘍、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などの緊急処置の必要度が高い疾患など。原因も病名もはっきりしているから治療法も確立されていますし、外科的治療にたける場合は治療効果も高い。
一方、それらの治療をしても改善しない場合や、開腹術後の合併症、がん化学療法、放射線療法による副作用、コロナ感染症後遺症などの場合は、東洋医学療法を併用することで良い成果を上げています。
このように、東洋医学と西洋医学のそれぞれのいいところを取り入れることは、よりよい医療を提供することができ、健康や病気予防にも大いに役立ちます。