1位は神奈川「長時間通勤」の健康被害はほとんど分かっていない
そんな状況に風穴をあけたのが、新型コロナでした。リモートワークに切り替えたり、通勤時間帯をずらす会社が一気に増えました。内閣府の調査では、首都圏のサラリーマンの53.2%、大阪・名古屋圏の38.5%が、通勤時間が減少したと答えています。
大手マスコミは「通勤がなくなったので運動不足で太った」といった話題ばかりを取り上げ、通勤がむしろ健康維持に役立っているかのような報道を繰り返していました。長時間通勤によるマイナスの側面が、あまり理解されていない証左と言えるでしょう。
しかしリモートワークになったおかげで、肉体的にも精神的にもかなり楽になった人は大勢いるのではないでしょうか。多少太ったとしても、新たに運動習慣を始めるいいきっかけです。リモートワークと長時間通勤で、どちらが健康的かという問題は、今後、科学的に明らかになっていくことでしょう。