下肢静脈瘤の新たな治療「血管内塞栓術」は確実性が高く負担が少ない
下肢静脈瘤では、悪化して潰瘍ができてしまったり、加齢現象で足が変形することで静脈瘤の症状が強くなったり、皮膚症状が加わったりといったケースがあります。そうした場合、血管外科の医師では対処できないことも少なくありません。とりあえず静脈瘤の治療だけを行い、それ以外の症状は自分の領域ではないと、患者さんを別の科に放り出してしまう可能性もあるのです。
ですから、最初から足の疾患をトータルで診てくれる足の専門科やクリニックを選ぶべきだと考えます。近所のクリニックから紹介状を書いてもらう場合も、足の専門外来を設置している病院を希望した方が、結果として納得できる治療になることが多いと思います。
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