著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

心の問題の解決には体が必要…米国で「ソマティック・セラピー」が注目されるワケ

公開日: 更新日:

 では実際にどんな療法なんでしょうか。アメリカの心理学専門誌「サイコロジー・トゥデイ」では、手法は多岐にわたり、セラピストにより異なると前置きしつつ、基本的にはマインドフルネスと言葉によるセラピーの組み合わせと説明しています。

 トラウマとなった経験の記憶が蘇る時に、身体がどんな動きをするのかを知る。その上で深い呼吸、リラックス、メディテーションなどのテクニックで症状を和らげる。ダンス、ヨガ、声を出すエクササイズ、マッサージを併用することもあります。

 このように心と体のつながりを意識し、具体的な介入を行うことで、過去の否定的な経験から患者の心に残っている緊張、怒り、フラストレーションなどの感情を解放するのが、ソマティック・セラピーの目的です。

 フォーブスやNYタイムスなどの一般のニュースメディアでも、ソマティック・セラピーが取り上げられて、今後もっとメジャーになりそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった