声の変化に注意を!「嚥下障害」「嚥下性肺炎」リスク増の前段階
「予防としては、胃酸を増やす食品を控えめにすること。具体的には、ビネガー、赤ワイン、トマトソース、炭酸、カフェイン、チョコレート、ミント、ガーリックなどです」
■のどの保湿
「のどが乾燥すると、声帯がすぐに痛みます」
腎臓病など基礎疾患がある人は別にして、水分を積極的に取る。平野教授があるテレビ番組の実験で40代女性タレントに1日1.5リットルの水を10日間飲んでもらったところ、声の質が変化したことが数値で表れた。
「ただし、お茶やコーヒーはカフェインがあるので多量に飲むことはお勧めできません」
■適切な発声トレーニング
「声は使わないと衰えます。ただ、発声は人それぞれで、声帯に負担をかけない発声法の身に付け方として、ストロー発声法が世界的に行われています。内喉頭筋の訓練となります」
ストローを口にくわえ、普段のしゃべり声くらいの高さで軽く「うー」と声を出す。地声、裏声でやり、音階でも発声してみる。