著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

侮れないアメリカの若者の「エコ不安」…将来の少子化にも影響する

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 あるいはタイム誌に寄稿した気候心理学者のスーザン・クレイトン教授が言うことが当たっているのかもしれません。

「人はネガティブな感情を抱くことを嫌うため、問題があることを否定したり、それについて考えることを避けたり、すべてがうまくいくという非現実的な楽観主義を維持しようとする」

 いわゆる臭いものに蓋をしている状態です。

 しかし同教授は、「これらの感情に対処するのは難しいが、それを受け入れるべき」とし、「もし逆に自分がそれを否定したまま、友人や家族、さらには政治家や業界のリーダーたちに対し、こうした不安を訴えなければ、結果として何も問題はないということになってしまう」と警告。逆に「こうしたネガティブな感情はポジティブな感情、希望とも共存できる。悲しみや不安がなければ、私たちは変わろうという気にはならないし、希望がなければ変化が可能だとは思わないだろう」とまとめています。

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