悪玉コレステロールが高い人は認知症になりやすくなる…更年期の女性は要注意

公開日: 更新日:

 コレステロール値を改善するには、家族性高コレステロール血症の人、心筋梗塞の既往歴がある人はコレステロール降下薬「スタチン」を服用する。一方、家族性ではなく既往歴もない人は、まずは生活習慣の改善から始める。

「喫煙は、HDLを減らしてLDLを増やす働きがあるので禁煙は必須です。またアルコールの過度な摂取を控え、1日25グラム以下にとどめることが推奨されています。目安は500ミリリットルの缶ビール1本、日本酒1合、ワインであればグラス2杯程度です」

 食事内容も意識したい。卵類や肉の脂身、動物性の脂(牛脂やラード、バターなど)、加工肉、乳類、臓物類の過剰摂取を控え、野菜や穀物、ナッツ類、大豆、海藻、きのこ、果物、低脂肪乳製品の積極的な摂取を心がけるといい。

運動も効果的です。ウオーキングや速足、水泳、サイクリングなどを『ややきつい』と感じる程度で1日30分、最低週3回は行うといいでしょう。それ以外にも、日頃からこまめに歩き、座ったままの時間を減らすことを意識してください」

 スクワットや腕立て伏せといった同じ動作を繰り返し、筋肉に抵抗を与える「レジスタンス運動」も、LDLの値の改善に効果が高いとされている。1回10~15回を反復し、1~2分休憩を挟む×1~3セットを、週2~3回の頻度で無理しない程度に行うといい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース