しみ、しわ、たるみが目立ち…糖尿病の人はなぜ早く老けるのか?
「日焼けやたばこに気をつけるのはもちろんですが、食べ物にも注意しなければなりません。AGEは毎日、少しずつ体内の化学反応によって生まれてきますが、食品にも少量含まれているからです。その多くは腎臓から尿とともに排出されますが、腎機能が弱っている人は特に多く残ってしまいます。だからこそ、糖質を減らし、AGEの含有量が少ない食品を取ることが大切なのです」
AGEは、タンパク質とブドウ糖が結びつき高熱が加わると大量につくられる。具体的に言うと、唐揚げ、ステーキ、パンケーキ、焼きおにぎりなど。こんがりと焼き色がついた、おこげのできるような食べ物は、全身のタンパク質にたまって悪さをする。ほかにフランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテトなどはAGEの含有量が多い食べ物だという。
「同じ食材でも調理の仕方によりAGEの量は異なりますが、高温で焼くものは気をつけましょう。とくにポテトを揚げた料理やお菓子はAGEの中でも発がん性が高く害が大きいアクリルアミドが大量に含まれています。注意が必要です」
ちなみに牧田院長は現在70代だが、肌はプルプルして張りがあり、みずみずしい。夏場は日傘を差し、AGEが多く含まれる食品を避け、運動をするおかげだという。