過敏性腸症候群でもう悩まない(2)薬物療法だけで3カ月で完治できる

公開日: 更新日:

 生活習慣の改善も欠かせない。IBSの人は交感神経の働きが活発な傾向が強く、睡眠障害を伴いやすい。質の良い睡眠を取れるよう、就寝前の飲酒やスマホの使用は控えたい。

 下痢型であれば消化不良を避けるため、食事の回数を増やして1度に摂取する量を減らし消化を良くさせる必要がある。便秘型の人は、1日3回規則正しく食事を取り、海藻類やキノコ類など水溶性食物繊維を積極的に摂取する。

「自分で症状が出やすいタイミングを把握できるよう『日記』をつけるのもお勧めです。排便や食事内容を記録したり、その日の出来事を記録しておく。後で見返すと症状が出やすい生活パターンが見えてくるうえ、状況を医師に説明しやすく治療の際にも役立ちます」

 次回からは、自分なりの対処法を見つけ、症状と向き合っているケースをいくつか紹介する。 (つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…