フリーになった途端に発症…上重聡さん帯状疱疹を振り返る
医師から注意されたことは、疲れやストレスをためないこと、しっかり食事と睡眠をとって規則正しい生活をすることでした。帯状疱疹は、免疫力が低下することで発症するウイルス感染症です。子供の頃に水ぼうそうに罹った人なら誰でも帯状疱疹の原因ウイルスを持っているので、50歳以上に予防接種が推奨されているのでしょう。
ただ、自分では免疫力が下がっている自覚はまったくありませんでした。健康には気を付けるタイプで、食事や運動、睡眠も含めて規則正しい生活を心がけてきました。年に1回ぐらいは口の周りに赤い発疹ができる口唇ヘルペスになりますが、それが唯一の疲労サインだったのです。フリーになったことに対しても、自分ではプレッシャーや不安は感じていないつもりでした。
でも振り返ってみると、アナウンサー1年目には胃潰瘍になったと同時に三半規管がおかしくなって、番組前にめまいを起こしてしまったこともありました。今回、フリーになったとたんに帯状疱疹になったことを併せて考えると、初めての経験で自信がないことや新しい環境に入ると、体調を崩しがちだとわかりました。