食後に猛烈な眠気に襲われる…朝食で豆腐や肉をたっぷり食べたい

公開日: 更新日:

「具体的には、通常の朝食4種類(含むタンパク質量7.58~13.98グラム)と、高タンパク質朝食4種類(含むタンパク質量35.3~43.3グラム)をランダムに割り当てました。昼食は全員が調理実習食とし、夕食は自由としました。アンケートではそれぞれの空腹感や睡眠時間なども調べました」

■昼・夜の食後高血糖が抑えられる

 研究チームは以前の研究で、「朝食にタンパク質を多く取ることで、夕食後の血糖値上昇抑制に有効」であることを確認している。

 にもかかわらず今回もタンパク質を含む朝食についての研究をしたのはなぜか?

「以前の研究では被験者が摂取したタンパク質量が90グラムと多かった。実際に1食の量として毎日摂取するには過剰で、カロリーオーバーとなって肥満になったり、過剰分を排泄するために腎臓に負担がかかる可能性があります。今回は、一般的に朝食で取りがちな10グラムと、意識している方が取りがちな40グラムを設定しました」

 結果は、朝食に40グラムのタンパク質を取ることで、昼食や夕食の食後の最大血糖値を抑えることに成功。前回の再現性が取れたが、一方で10グラムだと効果は薄く、ある程度のタンパク質量を確保することが食後の最大血糖値の抑制効果につながる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇