帯状疱疹について知っておきたいこと(下)経験者が語る…最初に疑ったのは緊張型頭痛だった
発症4日目。一向に改善されないため近隣の頭痛外来を訪ねた。担当医は筆者の話と目の動き、首筋や肩の状態をチェックし「恐らく緊張型頭痛でしょう」と言い、解熱鎮痛の「SG配合顆粒」、筋弛緩効果のある「チザニジン」、経皮鎮痛消炎の「ボルタレンローション」が処方された。
これで安心と思いきや服用して3日経過しても改善の兆しはなく、7日目になると喉や左耳の奥に違和感を覚えた。左目を閉じると痛みが走るのは変わらず、頭痛の範囲は少しずつ動いていた。30分に1回程度、3秒ほどの締め付けられるような頭痛も出始めた。
いずれも頭の左側部分のみ。その辺りを手で触るとピリピリした感覚もあった。ひどく痛いわけじゃないが、精神的に落ち着かず、不安が募る。体全体のダルさも感じていた。
そこで喉や耳の違和感解決のため耳鼻咽喉科を訪ねると、喉と耳の奥を検査され「左耳の奥が少し腫れている」と、炎症を抑える「リンデロン点耳薬」、炎症と出血を和らげる「トランサミン」、痛み止めの「ロキソニン」が処方された。
しかし、それでは頭皮がピリピリする説明がつかないと思い、尋ねると、患部に見た目の変化はなかったようで「そこは皮膚科で診てもらってください」と担当医。仕方ない、次行くか。もうヤケクソだ。