(8)健康管理や医療を受けるうえで必要になる知識とスキル
しかし普段からAIを使っていないと、ついつい“食わず嫌い”になり、ネガティブなイメージを抱いてしまうかもしれません。ネット上には無料のAIサービスがいくつもあります。使ってみて、AIとはこんなものという感触を養っておけば、信じすぎたり逆に全否定したりしないで済むはずです。まずは試してみることが大切です。
最後に「バイオサイエンス」について、多少は勉強しておくべきです。といっても、さほど高度なことは知らなくて大丈夫です。高校の生物学を勉強し直せば、バイオ医薬やmRNAワクチンの基本的なところが、十分理解できるようになるはずです。
また、いまや病気でもスポーツでも、食事管理や指導は分子栄養学に基づいて行われるようになってきています。血液検査などの結果から、どの栄養素が不足していて、どれが過剰なのかが分かるようになってきました。これらのことも、高校の生物学レベルで理解できます。
まとめると、ITとバイオサイエンスの基礎を抑えておけば、これからの健康や医療の話題についていけるということです。(おわり)