被害総額5億円超! 黒幕摘発で特殊詐欺グループが一網打尽…高齢者から大金奪った騙しの手口

公開日: 更新日:

■手の込んだ手口

 まず息子を名乗る男から80代女性宅に<喉の調子が悪いんや。職場の決済で金がいる。2件あるから2000万円いるんや>と電話がある。

 次に会社の守衛を名乗る男が<息子さんが携帯をなくしたと言っています>と告げ、電話を切る。

 再びニセの息子が<携帯と財布を盗まれた。職場の坂本部長が携帯を貸してくれたのでかけてるんや。携帯盗まれて手元にないから、携帯には電話せんといてくれ>と言って、確認させないようにする。

 次に別の男が<職場の部長の坂本です。息子さんが吐血しました。病院に運ばれて入院しています。息子さんは職場の決済でお金が必要でしたが、私の親に用意してもらいますから大丈夫です>と伝える。

 すぐにニセの息子から電話があり、<部長の親にお金を出してもらうのは悪いから、金を貸してくれへんか。2日後に返すから2000万円出して欲しい。坂本部長の息子が家に行くから、紙袋に入れて渡して>と頼む。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース