被害総額5億円超! 黒幕摘発で特殊詐欺グループが一網打尽…高齢者から大金奪った騙しの手口
■手の込んだ手口
まず息子を名乗る男から80代女性宅に<喉の調子が悪いんや。職場の決済で金がいる。2件あるから2000万円いるんや>と電話がある。
次に会社の守衛を名乗る男が<息子さんが携帯をなくしたと言っています>と告げ、電話を切る。
再びニセの息子が<携帯と財布を盗まれた。職場の坂本部長が携帯を貸してくれたのでかけてるんや。携帯盗まれて手元にないから、携帯には電話せんといてくれ>と言って、確認させないようにする。
次に別の男が<職場の部長の坂本です。息子さんが吐血しました。病院に運ばれて入院しています。息子さんは職場の決済でお金が必要でしたが、私の親に用意してもらいますから大丈夫です>と伝える。
すぐにニセの息子から電話があり、<部長の親にお金を出してもらうのは悪いから、金を貸してくれへんか。2日後に返すから2000万円出して欲しい。坂本部長の息子が家に行くから、紙袋に入れて渡して>と頼む。