6億円荒稼ぎしてフィリピンに高飛び…違法メンズエステ経営者“商魂”の逞しさ
男性向けのエステ店を装い、店舗型性風俗店を違法営業したとして、警視庁が行方を追っていた風俗店経営者の男が逃亡先のフィリピンから帰国し、御用となった。
風営法違反(禁止地域営業)の疑いで警視庁生活安全特別捜査隊に逮捕されたのは、「中野メンズエステレンガスパ」の経営者、加藤銘容疑者(42)ら21~47歳の従業員男女15人。
加藤容疑者らは東京都中野区のJR中野駅周辺のマンションを40室以上借り上げ、メンズエステ店として営業。約400人の日本人風俗嬢を雇い、1日70人ほどをマンションの一室に待機させ、男性客に性的サービスを行っていた。住民から「両隣の部屋に毎日違う男性が来ていて気持ち悪い」との相談が警察に寄せられ、発覚。2020年9月~23年11月の1年2カ月間で6億1500万円を売り上げていた。
警視庁は今月17日までに「レンガスパ」の従業員ら13人を逮捕。渋谷区にある加藤容疑者の自宅をガサ入れした。家宅捜索後、加藤容疑者は中部国際空港からフィリピンに高飛びしていたが、観念したのか、警視庁に連絡を入れ24日に帰国。成田空港で逮捕された。