12打席ぶり安打も エンゼルス大谷の問題は打より投にアリ
■ベテラン右腕にバット折られ4タコ
そもそも日本ハムの首脳陣は、大谷を投手以上に打者として高く評価していたという。ただでさえ投手は苦手なのに、いまだメジャー公認球にてこずって自分の力を発揮することができないうえ、4回目登板となる次回はメジャーでも指折りの強力打線が相手になる。
大谷は11日(同12日)のレンジャーズ戦で12打席ぶりの安打を放ったものの、12日(同13日)のレッズ戦に「7番・DH」で出場し、4打数無安打。
相手の先発右腕ベイリー(31)に対し、2打席連続の遊ゴロ。四回の第2打席はカウント2ストライクから内角寄りの直球にバットを折られ、ベテラン右腕を攻略しきれない。六回の第3打席は2番手左腕ギャレットの前に左飛。八回の最終打席はカウント1―2から見逃し三振に倒れた。この日は3打席目まで初球から積極的に打ちにいったが、快音は響かなかった。
とはいえ、大谷の課題は打者より投手。エンゼルスは大谷を投手優先で考えているだけに、16日の登板は今後を占う上でも重要だ。