切り札は大谷翔平 エンゼルスが本拠地移転へ球場契約破棄

公開日: 更新日:

 全米各地で二刀流争奪戦が展開されるという。

 大谷翔平(24)が所属するエンゼルスの本拠地招致に多くの都市が手を挙げるとみられているからだ。

 すでに球団は、カリフォルニア州アナハイム市が所有する本拠地「エンゼルスタジアム」のリース契約を破棄すると発表。2019年は同球場を使用するが、20年以降は本拠地移転の計画もあるという。

 1966年開場の同球場はメジャーで4番目に古く、至る所に老朽化が目立つ。球団は自治体に対し、新球場建設を求めており、ジョン・カービノ球団社長は「将来のファンも含め、最高のサービスを提供するためにあらゆる選択肢を探ることは重要だ」とし、20年の本拠地移転を示唆した。

 球団がエンゼルスタジアムからの移転をほのめかしたのは、アナハイム市よりも好条件で誘致に乗り出す都市が少なくないと踏んだからだろう。

 米国内では大リーグだけでなく、プロスポーツチームの誘致に多くの自治体が関心を持っている。地元住民の雇用創出、税収増が見込めるため、ここ数年はカジノで有名なラスベガス(ネバタ州)など、プロスポーツに馴染みがなかった自治体がスタジアム建設のための予算を組むなど、大リーグを呼び込もうとする動きが活発化している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  2. 2

    ジャンポケ斉藤慎二 ロケ車内での性的行為には“常習説”…吉本契約解除は「トカゲの尻尾切り」

  3. 3

    山本由伸に「メジャーワースト6位」の欠点…初のポストシーズンで心配なデータ

  4. 4

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 5

    そもそも「裏金」とはなんだ? あたしたちが納得できるように説明してくれ。

  1. 6

    百田尚樹氏vs飯山陽氏 “日本保守党ドロドロ内紛”の船出…4月補選の蜜月はどこへ?

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    ジャンポケ斉藤は早朝のロケバスで性的暴行…“異常性欲”の背景に「歪んだ征服欲」と専門家指摘

  4. 9

    ジャンポケ斉藤がアウトでダウンタウン松本はグレー? 売れっ子芸人の驕りと倫理観の欠如

  5. 10

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い