大谷翔平がMLB世界戦略の切り札に! 「史上最もネット検索された投手」で世界中が熱視線
■欧州のマウンドに上がる可能性も
大谷は日米にとどまらず世界中から「二刀流」として認知されただけに、今後はMLBによる国際戦略の顔として引っ張り出されそうだ。
今年3月にMLBと選手会が合意した新労使協定には新たに「大リーグの国際化」に関する項目が盛り込まれた。複数の米メディアによれば、2024年にアジアでレギュラーシーズンの開幕戦を行い、翌25年には東京で実施する予定。来年から26年までの4年間は毎年5月にメキシコシティーで公式戦が実施されるほか、23、24、26年にはロンドンでの開催が決定。欧州を一大マーケットと位置付けるMLBは将来的にパリでの公式戦開催に向けた準備を進めているといわれる。
欧州を市場に取り込みたいMLBの思惑から、大谷がパリのマウンドに上がる可能性もありそうだ。
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その大谷は日本時間18日のレンジャーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。
相手の先発左腕ハーンに対し、1、2打席とも鋭い当たりを放ちながら、打球は野手の正面を突く左飛。その後は元ソフトバンクの左腕ムーアの前に2打席連続三振に倒れたが、九回の最終打席に右前打を放って5打数1安打2三振。九回に代走を送られて退いた。チームは5-10の大敗で同地区のライバル相手に2連敗を喫した。