今年の全米女子OPはぺブルビーチ 日本女子プロがこぞって狙う世界ランクのボーダーライン
世界中のゴルファーが憧れるパブリックコースの一つが、ぺブルビーチゴルフリンクス(米カリフォルニア州)だ。険しい海岸線に崖の上のフェアウエー、風が吹けば激しい波がコースのすぐ下に押し寄せ、選手を苦しめるものの、絶景の地に広がる美しいシーサイドコースだ。
プロでもめったにプレーできないこの人気コースが、日本の女子プロの間で大きな注目を集めているという。男子の全米オープンはこれまで6度開催されているが、全米女子オープンの会場になるのは今年(7月6日開幕)が初めてだからだ。
国内の女子プロが全米女子オープンの出場権を獲得するにはいくつか方法がある。一つが大会の2カ月前か開催週の世界ランキングが75位以内であること。3月13日更新の同ランキング75位までを見ると、日本選手は10位の畑岡奈紗から72位の小祝さくらまで13人が有資格者になる。国内を主戦場とする山下美夢有(27位)、西郷真央(34位)、稲見萌寧(38位)、今季から米女子ツアーに参戦する西村優菜(43位)、勝みなみ(54位)は切符獲得が濃厚だ。