共栄学園を初の甲子園に導いた“熱血漢”青年監督の正体 江戸川河川敷からの大躍進!
グラウンドでバットとボールを使った練習は、平日の週2日のわずか3時間のみ。ウエート施設や寮も監督室もなく、部員は全員が地元出身だ。
朝練の強制など厳しく鍛え上げた時期もあった原田監督が、今、力を入れるのが「食トレ」だ。
レギュラーは「体重75キロ以上」が必達目標。ベンチメンバーも個々の身長に合わせて「身長×0.4以上」か「身長-100以上」になるよう指導している。
「朝と昼は学食にお願いして、肉や魚など栄養バランスを考慮した野球部専用のメニューを作ってもらっています。練習後は学校近くの中華料理屋を貸し切りにして、ご飯やおかずを胃袋に詰め込んでいます」(前出の関係者)
原田監督は決勝戦の勝利後、「この大会を通して私の采配は全てズレていたが、部員みんなでカバーしてくれた。甲子園はまだ実感が湧きません!」と、興奮しきりにまくし立て、目に涙を浮かべた。熱血漢の青年監督率いる共栄の夏は、まだ始まったばかりだ。