「なぜマンションは高騰しているのか」牧野知弘著
「なぜマンションは高騰しているのか」牧野知弘著
昨年、上半期に東京23区で供給された新築マンションの平均価格は約1億3000万円、前年同期比で60%以上の値上がりとなった。
いまや「億ション」は普通のマンションになり下がり、もはや2億円を超えないと超高額マンションとは呼ばないという。
中には、50億円、60億円を超える物件もあり、もはやディベロッパーは富裕層が満足するような超高額マンションを提供して稼ぐことに忙しく、一般国民を相手にすることに興味を失っているとしか思えないと著者は言う。
マンション高騰の背景を分析。そうした超高額物件をどのような人たちが、どのような思惑や動機で購入しているのか取材しながら、日本社会の変化と今後のマンション動向を予測する。
(祥伝社 990円)