磯野貴理子さん独白 脳梗塞で「まだ死にたくない」と痛感

公開日: 更新日:

 あの日、救急搬送されて病院に着いた後のことは、あまり覚えてないんです。でも、応急処置が終わって医師に肩をポンポンと叩かれて、「あなたは脳梗塞ですよ」と言われたとき、「ふ~ん」と思ったことは覚えています。事態がのみ込めてなかったんですよね。どこも痛くないし、脳梗塞という病気のこともよく分からないし、何が何だかポカンとしていました。

 2014年10月下旬のことです。前日まで何事もなく、体調の異変も感じていませんでした。翌日は夕方5時から舞台のリハーサルということで、「朝、ゆっくり寝ていられるな」と安心しながら、いつものように大好きなお酒をおいしく飲んで寝たんです。

 目が覚めたのは、なんと翌日の夕方5時すぎでした。「まだ現場に来ていない」とマネジャーから夫の携帯に連絡が入り、仕事場から慌てて家に戻ってくれた夫に起こされたのです。

■「ちゃんとしゃべれてないよ」

 そんな夫を目の前にしても、「大丈夫、大丈夫」となぜか余裕で、「稽古着はどうしよう」などと夫に話しかけながら準備を始めたところ、その言葉が言葉になっていなかったようで……。夫から「ちゃんとしゃべれてないよ」と何度も言われました。自分ではいつも通りに話しているつもりなのに、明らかに病的な感じだったのでしょう。「これはおかしい」と思った夫が、すぐに救急車を呼んでくれたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは