体形バレるワイシャツの季節 楽して痩せる3つの生活習慣
2つ目は1000種類、100兆個以上いるといわれる腸内細菌叢(フローラ)がより太りやすい細菌叢に支配されている可能性だ。
「近年の研究で、腸内細菌叢は食事からのエネルギー回収に加え、体脂肪蓄積を助長する腸管ホルモンを作るなどして肥満を後押しする役割があることがわかってきました。少ししか食べないのに太っているという人は、わずかな食べ物からも大量なエネルギーを吸収する腸内細菌叢を持っている可能性があります」
■睡眠不足で太りやすくなる
3つ目は正しく睡眠を取れていないケース。
「長い時間寝ている人は活動時間が短いぶん、エネルギー消費量が少なく、痩せにくいと考える人がいますが、間違いです。日本の研究では睡眠時間が5時間以上の人は、未満の人に比べて太りにくいことがわかっています」
睡眠不足の人はそのストレスで、食欲を抑制するホルモンである「レプチン」を減少させ、食欲を増進させる「グレリン」を増加させ、太りやすくなるという。
「海外の研究では、睡眠5時間の人は、8時間の人に比べてレプチン分泌量が15・5%減り、グレリン分泌量が15%増えたとの報告があります」