加工肉の亜硝酸塩は発がん性物質の生成に関与する恐れ
【Q】ハムエッグが好きで毎朝食べています。しかし、ハムやベーコンのどぎつい色が気になります。
【A】ハムやベーコン、ソーセージなどで保存性を工夫した食肉製品を加工肉といいます。私はどぎつい色をした、こうした加工肉を毎日取り続けることはお勧めしません。WHO(世界保健機関)の一機関である「国際がん研究機関」(IARC)は加工肉が発がんリスクを高めると警告しています。
日本であまり話題にならないのは、政府が大手業者を守らなければならない思惑があるのかもしれません。
多くの市販されている加工肉には、日持ちするための防腐剤やおいしく見せるための発色剤などが使われています。
とくに亜硝酸塩と呼ばれる発色剤は、殺菌作用があります。特にボツリヌス菌の増殖を抑える効果があるため、食品メーカーや添加物業界では、これを理由としてよく使っています。
しかし、この亜硝酸塩は、体内で発がん性物質・ニトロソ化合物の生成に関与する恐れがあることが指摘されているのです。