子供が不登校…ひきこもり回避は「共感と理解」がポイント

公開日: 更新日:

 子供が学校に行きたがらない。落ち込みがち。表情が暗くあまり笑わない――。子供の様子にちょっとした「陰り」が見えてきたら、どうすべきか?

適応障害」といわれる状態がある。WHOの診療ガイドラインでは「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されている。

 心療内科・精神科の専門医療機関である「赤坂クリニック」の貝谷久宣理事長は次のように言う。

「適応障害は、病気と健康の“境目”にいる状態です。適応障害は大人に起こるものと考えられがちですが、子供にも見られます。子供の場合は“不安”が強く、大抵、赤ちゃんの頃からその傾向があります」

 貝谷理事長によれば、赤ちゃんの時に「すぐ泣く」「男の人に抱かれると怖がって泣く」「人見知りが極端に激しい」などがあると、人より不安が強い可能性が考えられる。

 一般的には、成長の過程で不安を乗り越える経験を繰り返し、“鍛錬”されていく。しかし、そうでないケースもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース