マイタケがノロウイルス感染予防…中部大教授らが動物実験

公開日: 更新日:

 マイタケがノロウイルスの感染を予防する? 中部大学工学研究科の林京子客員教授らが動物実験を行った。

 教授らはマウスにマウスノロウイルスを感染。マイタケ子実体乾燥粉末を与えたところ、マウス腸管内でのウイルスの増殖が抑制され、ウイルスの排泄期間が短縮した。マウスの免疫機能が正常な時も低下している時も同様の結果を示した。

 ノロウイルスは、今のところ感染予防や治療対策はない。マイタケの実験結果は期待が持てるものの、動物実験の結果。では、感染といえば免疫機能がよく結び付けられるが、免疫の要といわれる腸内環境を整えることで、ノロウイルス対策にならないのか?

「“腸内環境を整える”というのは、非常にフワッとしたあいまいな表現です」

 こう話すのは、おおたけ消化器内科クリニック・大竹真一郎院長。

「腸内環境がさまざまな病気と関連していることはハッキリしていますが、どの病気にどういう菌が効くかについては、ほぼ分かっていません。すべての病気に効く菌、というのもありません。ですから“腸内環境を整える”といっても、目的に応じて違ってきますし、何をどうすればいいか分からないケースがほとんど」(大竹院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動