重大病の可能性…声の“しわがれ”や“かすれ”は危険なサイン

公開日: 更新日:

 普段とは違うかすれ声、しわがれ声、弱々しい声などを「嗄声」と呼ぶ。加齢や声の出し過ぎ、歌い過ぎ、喫煙や飲酒などでも嗄声は起こる。また、風邪をひいたり、乾燥が続いていたりしても、声が変化する。

「しかしこれらは、一時的なものです。たとえば今の季節は乾燥しているため、日常的に声がかすれ気味になりやすいですが、お風呂など湿度の高いところにいれば、自然と声が普通にもどっていきます。怖いのは、継続する嗄声です」(渡邊医師=以下同)

 メーカーの営業職で都内在住のAさん(50代)は、ヘビースモーカーであり、仕事柄、夜遅くまでの深酒が習慣化していた。体調が悪くても、「酒か睡眠不足が原因だろう」と考えていた。

 ある頃から、声がかすれ始めた。そのうち、食事が喉につっかえるようになってきた。耳鼻咽喉科を受診すると、食道がんが見つかった。

「まさに食道がんは、嗄声が自覚症状のひとつ。それだけではありません。下咽頭がん及び喉頭がん、肺がん、甲状腺がん、進行した乳がんなどさまざまながんが声の変化と関係しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した