花粉症の薬には血糖値上昇リスクが 注意するべきことは?
抗アレルギー薬で思うようによくならず、市販の点鼻薬や点眼薬を追加してしのいでいるうちにそんな症状に襲われ、ビックリして受診したという患者は珍しくないという。
では、糖尿病の人はどうやってこのシーズンを乗り切ればいいか。
「耳鼻科では、糖尿病であることを必ず伝えて診察してもらうこと。そうすれば血糖値を悪化させる薬は処方されませんから」
そうやって処方薬をもらいながら、くしゃみや鼻水がつらくて、薬局に飛び込むことはあるだろう。
「追加して市販薬を使う場合は、たとえば鼻の症状なら小青竜湯という漢方薬を選ぶといい。これはステロイド剤を含まず眠くなることもありません」
花粉が大量に飛散する今年は、60代や70代で新たに花粉症デビューする人も多いという。
生活習慣病が持病の世代はもちろん、そうでない人も用心だ。