漏らす人も…頻尿の一因「過活動膀胱」は内視鏡で内圧測定

公開日: 更新日:

 問診や症状などから、前立腺肥大症が疑われるケースは、ひとつは腹部エコー検査です。尿がたまった状態で、前立腺の体積や形、膀胱の変形具合をチェック。尿が出る勢いや1回の排尿量を調べる尿流量残尿測定なども重ねます。PSAは前立腺がんの腫瘍マーカーですが、前立腺肥大症でも上昇することがあり、採血して調べることも少なくありません。

 脳卒中や脊髄損傷は、生活の質を大きく左右する重大な病気ですが、脳や神経のどの部分が障害されているかで症状が大きく変わります。それをチェックする検査のひとつがMRIです。

 過活動膀胱は、尿が膀胱に十分にたまっていないのに、意思とは無関係に収縮する病気です。1日に8回以上トイレに行ったり、夜間頻尿に悩まされたり。尿意切迫感も1週間に1回以上あって、時には漏らしてしまうことも。

 尿沈渣検査で血尿や膀胱炎がないことを確認。残尿検査で残尿を調べるほか、腹部エコーで膀胱や前立腺をチェックします。尿道からカテーテルを挿入して膀胱の内圧や尿道括約筋の状態を調べる検査を加えることも、珍しくありません。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した