発達障害などで不登校の子どもに 親がやりがちなNG行動

公開日: 更新日:

 文科省の調査では、平成29年度の不登校児童生徒数は14万4031人と過去最多を記録。千人当たりの不登校児童生徒数は28年度から大幅に増加している。もはや不登校は、どの親にとっても“よその家庭の話”とは言えない問題だ。

 カリフォルニアで10年以上臨床経験がある臨床心理士の道地真喜氏は、ITを使った家庭教材を扱う「すららネット」で、不登校や発達障害などの子どもの支援を行っている。保護者からはさまざまな悩みが寄せられるが、その一つが、冒頭のような「不登校への罪悪感」について。それは、「学校に行けない罪悪感から子どもが自信をなくし、勉強も全く手に付かない」「学校に通っていないことに罪悪感があり、家から出られず、部屋を暗くして、こもっていることが多い」――。

「不登校に罪悪感を抱く必要はありません。アメリカでは不登校であっても、家で勉強して内申につなげるという方法があります。日本でも、ある条件を満たせば出席扱いになる制度があります。学校に行くことが唯一ではない。大切なのは、子どもに選択肢と責任を与えること。学校に行かないのは一つの選択肢。しかし、そこに責任が生じることを伝えるべきです」(道地氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値