パーキンソン病 最新治療でうまく付き合い天寿を全うできる

公開日: 更新日:

 DBSは20年近い歴史があり、用いる電極も進化している。最新の電極は脳の刺激したい部分を狙って自由に電流を流せる仕組みだ。かつては周囲の神経への影響を考えて電流の強度を抑えなければならなかったが、最新の電極では以前より電流の強度を高められるようになった。

「少し前のデータでは、DBSとレボドパなどの投与量増加で症状を抑えられるのは、平均5年ほど。しかし、最新の電極では、もっと効果が持続すると考えられます」

 パーキンソン病は完治できる病気ではないが、複数種類の薬、DBS、LCIGなどを駆使することでうまく付き合い、天寿を全うできるようになった。ただし、患者の症状を見て治療を細かく変えていかなければならない。パーキンソン病と診断されたら、一度はパーキンソン病を専門とする神経内科医を受診するべき。残念ながら、専門医とそうでない医師では、治療の結果に差が出てくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは