肌の乾燥がひどくて手も足もガサガサ…女性ホルモンが関係
スーパーのレジで会計を済ませ、かごにあるお豆腐を備えつけのビニール袋に入れようとしたら、袋の口が開かない。いくら手でこすっても、手が乾燥していて開けられない――。男女ともにこの季節のあるあるではないでしょうか。若い頃は手の水分が十分にあり、ビニール袋の口を開けることに苦労したことなんてなかった私ですが、今はもう必死にならないと開けられません。
乾燥しているのは、手のひらだけではありません。友人のSさんは、ストッキングを脱ぐ時に足のスネから白い皮膚の乾燥粉がパラパラと出るのが悩みで、そっと脱ぐように心掛けていると言います。
先日、同い年の女性カメラマンと仕事をした時は、彼女は私に「最近、この季節は手のささくれがひどいの」と、今にも血が出てきそうに、けば立ったささくれを見せてくれました。
ズボンのウエスト辺りも衣類の摩擦と乾燥でかゆい。下着が当たる背中を、気が付くとボリボリとかいているのに気がつくことも……。
女性ホルモンのエストロゲンが肌の水分や弾力を豊かにする役割があるため、閉経でエストロゲンが減少すると体全体が乾燥傾向になります。若い頃はボディーの乾燥が気にならなかった方も、年齢とともに乾燥が進むのは自然なことなのです。