新型肺炎の余波でマスクなし 花粉症対策の“秘策”とは?
最強は「鼻フィルター」
鼻や目の周りに塗るクリームタイプも、使用感はスプレータイプに近い。クリームで鼻や目を塞ぐわけにもいかず、やっぱりマスクとセットがいい。スプレーもクリームもイマイチで、鼻水を垂らしながら必死にベストアイテムを探していたら、あった。それが、鼻フィルターだ。
記者がネットで購入したのは、「Nose Mask Pit Super」。写真のように、2つ1組で左右の鼻の穴に挿入する。だれでもやったことがあるだろう、“鼻栓”の進化版だ。
「フィルターは、N95マスクに使用される不織布で、0・1マイクロメートルの超微粒子を99%以上カットします。花粉やPM2・5のほか、問題の新型コロナウイルスの飛沫などをブロックして、フィルターの奥の鼻腔が清潔に保たれるのです。ただし、花粉症の方の使用方法としては、必ず朝起きて外に出る前に装着してください。外出後に装着すると、花粉が鼻に入っている可能性があり、かえって花粉を閉じ込めてしまいます」(製造元バイオインターナショナル担当者)
N95マスクは、医療現場で空気感染を抑えるために用いられる“最強マスク”。そのフィルターなら心強い。装着前は息苦しさを心配したが、呼吸は楽だ。なるほど、朝シャワーを浴びて出勤前に装着して外出すると、鼻のムズムズ感が軽い。鼻水も“ノーガード状態”より緩和されている。9個セット1315円(税別)で、1個は1日2回洗いながら5日使えるからマスクより割安だ。
「花粉症が悪化して、鼻の粘膜が過敏のときに装着すると、その刺激で症状が悪化します。装着するのは、症状がないときです」(同担当者)
類似商品は、「鼻フィルター」「ノーズマスク」などで検索すると、いくつか見つかる。それをまとめたのが〈表〉だ。花粉の飛散はまだピーク前だけに、症状が悪化しないうちに“最新鼻栓”を試して花粉をブロックしよう。