著者のコラム一覧
菅原洋平作業療法士

寝ても疲れがとれない人はリビングの照明を暗くする

公開日: 更新日:

 夜にメラトニンをしっかり分泌させるには、帰宅してから就寝までの時間を過ごす部屋の光も重要です。

 私が睡眠セミナーを実施している企業で、快眠のために実行した行動で効果を感じた取り組みについてアンケート調査したところ、最も多い回答が「帰宅後にリビングの照明を暗くすること」でした。

 メラトニンは、500ルクスより暗くなると分泌され始めます。500ルクスは、オフィスや家庭で一般的に使われている白色蛍光灯の明るさで、その下で3時間過ごすと夜間に分泌されるはずのメラトニンが50%減るという報告があります。夜に帰宅してリビングを暗くして過ごしていると、メラトニンの分泌が増えてスムーズに眠くなるケースが多くなるのです。

 日が落ちたら余計な照明はすべて消灯するのが理想的ですが、帰宅してからベッドに入るまで、真っ暗な中で過ごすのはなかなか難しいでしょう。

 そこで、照明は部屋全体を明るくせずに手元や足元だけを照らすようにしたり、壁に電球色の電灯を当てる間接照明にしてみてください。お風呂に入る際も、バスルームの照明をつけないようにすると効果的です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった