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神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

ワクチンは「生ワクチン」と「不活化ワクチン」に大別される

公開日: 更新日:

 トキソイドは、細菌の作る毒素(トキシン)を使ったもので、不活化ワクチンに分類されることもあります。これ以外にウイルスの遺伝情報をもとにしたワクチンの開発法も出てきています。

 ワクチン開発には、「効果判定が難しい」「免疫効果を得られにくいものがある」「効果が100%ではない」といった効果に関わる課題があります。また、「開発をしている間に流行が収まって開発が進まなくなる」パターンや、無事に開発されても「副反応を恐れて使われない」ケースもあります。

 とはいえ、ワクチンは一定の効果が示されたうえで発売されるわけですから、重症化や感染拡大防止のためにワクチン接種はするべきと考えていいでしょう。

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