細菌の増殖が活発に…「20~50度」が食中毒の危険温度
厚労省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、調理した食品を30分以内に20度以下、60分以内に10度以下に温度管理するよう求めている。
とにかく、空気や水分に触れさせずラップなどで密封し冷蔵庫で保存するのが原則。だが、その冷蔵庫、冷凍庫が絶対に安全かといえば、必ずしもそうではない。ドアの開閉を繰り返すことで、室内に一部の細菌が生息している。定期的に冷蔵庫内を清潔に保つことも忘れてはいけない。公表されただけでも2019年の食中毒患者の総数は1万3018人。軽い食中毒で「ちょっとお腹をこわす」ケースはその数十倍以上と推測される。