専門医が教えるアルツハイマー予防で大事な「カキクケコ」
ク=口もと 口もとを持ち上げ、笑顔でストレスを吹き飛ばしましょう
ケ=血管 血管を健康に保てるよう、生活習慣病対策に努めましょう
コ=交流 人との交流をたくさん持ちましょう
「歯を健康に保ち、よく噛んで食べる生活は脳に良い影響を与えます。聞く能力も重要で、国際アルツハイマー病学会は、難聴を『予防できる認知症危険因子の中で最も大きなもの』と指摘しています。他人の意見を聞く柔軟性も必要です。口もとというのは、ストレスホルモンが認知症に関係しているので、いつも笑顔で。多少物忘れがあっても、気にしないことです。さらに、生活習慣病対策に努めて動脈硬化の進行を抑制し、血管を若く保ちましょう。さまざまな人との交流は、認知症対策に非常に役立ちます」(菅原医師)
ステイホーム時間が増えた今は、複数のタスクを同時進行させる家事全般も、認知症対策に有効だと言います。そしてもう一つ。食事も認知症対策で忘れてはいけないポイント。
「青背の魚に多く含まれているEPA、DHAは、血管老化を防ぐ成分です。また、最近注目されているのは、カマンベールのBDNF上昇効果です」(菅原医師)