大量の汗で悩む人に…日本初「多汗症」の保険適用薬が登場

公開日: 更新日:

 手のひらが汗でぐっしょり濡れる。脇汗がひどい……。大量の汗に悩まされている人は、「多汗症」という疾患かもしれない。11月末に、日本で初めての保険適用の外用治療剤(塗り薬)が発売された。

 感染症や内分泌代謝異常などの病気があると、大量に汗をかくことがある。しかし病気がなく、手のひらや足の裏、脇の下、頭、顔面といった局所に大量に汗をかくことが6カ月以上認められ、かつ「両側性で左右対称性」「毎日の生活に支障を来す」「1週間に最低1回の大量の発汗作用」「最初に症状が出るのが25歳以下」「家族歴があることが多い」「睡眠中は局所多汗は認めない」のうち2項目に該当する場合、原発性局所多汗症と診断される。

 東京医科歯科大学皮膚科学分野・横関博雄教授によれば、患者の主訴としては次のようなものがある。

「サンダルやミュールが滑って歩くのが大変」「授業中や試験中に手のひらからの汗が止まらない」「手をつなげない、握手できない」「大量の汗で携帯電話やパソコンがさびたり壊れたりする」「洋服の汗しみがひどい」「汗脇パッドが落ちる」などだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も