アバターでVR空間に参加してうつを改善 世界で初めて証明

公開日: 更新日:

「レクチャーはアバターに扮した私が行いますが、直感的に内容が深く頭に入ってくるように図解が駆使されています」

■3カ月後も効果あり

 レクチャーを理解後は、アプリでの自主練やオンラインサロンでの交流や質疑応答も可能。

「世界的にはメンタル領域でも治療アプリが登場していますが、ユーザー人気に欠けているのが現状です。どんなにいい問題集であっても、それだけを必死に解くだけの受験生は応用が利かないのと一緒で、“いい講義”を受けた“基本”を本質的に理解してからでないと、メンタルでも実生活で使える力にはつながりません」

 最近この結果が出た。

 本プログラム参加者50人と、「健康についてのコラムを読む」プラセボ群50人とで、うつ状態の変化を比較。結果、全6回の終了時こそグループ間で差はなかったが、終了3カ月後にはVRグループだけに有意なうつ状態の改善が認められた。

「なぜ終了直後ではなく3カ月後にうつ状態が改善したのかはさらに分析が必要ですが、この結果で明らかなのは、『VRで』『アバターで』参加するプログラムにより、抗うつ効果があったということです」

 現在、大規模トライアルへの参加者募集中。無料体験が可能だ(https//v-sensei.com)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった