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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

桑は数千年前から「漢方」として使われた栄養価の高い果実

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 また、実だけでなく、注目されているのが桑の葉です。桑の葉を使った健康効果はアレルギー、肝臓保護、美白、肥満などに関わるほか、抗菌、抗ウイルス作用、抗認知症作用、抗うつ作用、抗がん作用など、ここには書ききれないほどさまざまな報告が年々増えていっています。

 その中でも、桑の葉に含まれる1-デオキシノジリマイシン(1-DNJ)は、糖の吸収を抑える働きがあります。そのことから、桑の葉における血糖値の上昇を抑える報告が有名になっています。

 桑の葉の粉末をおやつと一緒に取った場合、夕食時の血糖値の上昇を抑える「セカンドミール効果」(最初に取る食事=ファーストミールが、次に取る食事=セカンドミールの後の血糖値にも影響を及ぼす効果)が起こるという報告もされているので、夕食時の血糖値を上げたくない方は夕食前のおやつと一緒に桑の葉茶などを召し上がるのもおすすめです。

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