アユは「天然」と「養殖」で含まれる栄養成分が大きく違う
また、養殖アユは脂の乗りが良く天然アユと比べてエネルギーは高めになります。焼いた場合で比較すると、100グラム当たり天然177キロカロリー、養殖241キロカロリー。内臓だけで比べると100グラム当たり天然194キロカロリー、養殖558キロカロリーとなっています。
養殖アユの内臓のエネルギーが高いのは脂肪酸の量の違いが原因です。天然アユの内臓焼き(100グラム中3.26ミリグラム)に対して、養殖アユの内臓焼きは、100グラム中16.39ミリグラムで、養殖アユの方が5倍も多く含まれているからなのです。
でも、脂肪酸が多いのは悪いことだけではありません。血液をサラサラにしてくれたり、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富に含まれているので、目的に応じて食べ比べるのもおすすめですよ!