脳<上>「ポジティブ・シンキング」で脳神経細胞への悪玉ストレスを減らす

公開日: 更新日:

 脳の働きは40歳くらいをピークに、あとは下り坂で衰えていく。脳の動脈硬化が進んで血流が悪くなってくるのも、脳の神経細胞の減少が目立ってくるのもこの頃から。神経細胞は、放置していれば50代くらいまでに20代の約7割、80代には半分くらいまでに減ってしまう。

OK指体操で認知症はよくなる」(マキノ出版)の著者で、埼玉成恵会病院健康管理センター(埼玉県東松山市)の竹内東太郎センター長(脳神経外科医)が言う。

「なぜ40歳なのかといえば、この頃から『脳の疲労』が蓄積されやすくなるうえに、その疲れが取れにくくなってくるからです。このように、脳が疲れてくる最大の原因は『血流の低下、停滞』にあります。脳の血流量が減ってくれば、それだけ神経細胞のエネルギー源となる酸素や栄養(ブドウ糖)の供給が滞りがちになるからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…