脳<上>「ポジティブ・シンキング」で脳神経細胞への悪玉ストレスを減らす

公開日: 更新日:

「そうした場合は、自らの力で善玉ストレスに変えることができます。大切なのは気持ちの持ちよう=気構えで、『ポジティブ・シンキング』です。仕事でも『ノルマを達成するぞ』『大きな契約を取るぞ』と前向きに頑張っている人は、善玉ストレスが優位になります。逆に『ノルマが達成できなかったらどうしよう』『契約が取れなかったら上司が怖い』などと、ネガティブなことばかりを考えていたら、悪玉ストレスが優位になります。たとえうまくいかなくても『ピンチはチャンス』と切り替え、再び前を向けば善玉ストレスが増えます」

 また、スポーツ、読書、ゲーム、プラモデル作り、日曜大工など、ひとつのことに集中して没頭することは悪玉ストレスを減らすことにつながる。

 実際にこの状態で脳波測定器を用いて脳波を観察すると、神経細胞が最適な状態に現れる「Fmシータ波」と呼ばれる脳波が確認できる。

 この波が多く出ている時は記憶が入りやすく、よいアイデアなどが浮かびやすかったりするという。

 次回は、脳の血流を増やす「OK指体操」のやり方を紹介する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…