「アニサキスアレルギー」は完治困難…防ぐために実践すべき3つのこと
■あらゆるものが食べられなくなる
「アニサキスの抗体に反応」なので、魚介類全般、調理法を問わず、食べられない。干物、缶詰、カツオだしなど魚介のダシが効いたつゆや味噌汁、魚介類が入る鍋もダメ。アンチョビーソース、魚醤、ナンプラーもダメ。魚介エキスが入っているものは多く、ダシ醤油、めんつゆ、ポン酢、ドレッシング、スナック菓子、弁当もダメ。オキアミを使っているキムチもダメ。
「アニサキスアレルギーを研究している先生が言うには、アニサキスアレルギーは海水のアレルギー。あらゆる海のものは避けてくださいと言われる。昆布もワカメも海苔も、海水から作っている塩も危ない。川魚も海から上がるのでNG。一見大丈夫そうな料理、食品、調味料でも魚介エキスが入っていたり、隠し味として加えられていたりすることはよくある。日本はダシ文化なので、広範囲の料理に魚介類が関係しています」
食べられるものが非常に限定される。外食の際、何を使っているかを聞けても、複数の料理人が働いていたりチェーン展開している店だったりすると、調味料に至るまで原材料を全員が完全に把握できていない。「隠し味」として使っているので企業秘密ということもある。聞きすぎると、クレーマー扱いされる。