「BA.5」対応ワクチンの女性2人含む接種後死亡は1909件 厚労省が報告
専門部会では22年10月9日までに報告された1890件の死亡とワクチン接種との関連について、α=ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの、β=ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの、γ=情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの--と評価している。その結果は以下の通り。
▼ファイザー社製 α=0件、β=10件、γ=1673件
▼モデルナ社製 α=0件、β=1件、γ=201件
▼アストラゼネカ社製 α=0件、β=0件、γ=1件
▼ノババックス α=0件、β=0件、γ=1件
▼ファイザー社製(5歳~11歳用)α=0件、β=0件、γ=2件
なお、専門部会では先月から接種が始まったオミクロン株の「BA.5」対応のファイザー社製ワクチンで2人の女性が死亡したことが報告された。
87歳女性は11月1日に4回目接種し、4日午前4時に呼吸停止状態で発見された。1、2回目の副反応はなかったが、3回目接種では低体温が見られ、その後に胆石膵炎を発症していた。糖尿病、パーキンソン病、脳梗塞の後遺障害などの基礎疾患があった。