令和のメガネ生活はどう変わる? 眼鏡作製技能士1級取得者に聞く

公開日: 更新日:

 2級は眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけていて、顧客のニーズをくみ取った適切な眼鏡の提案・作製ができる、業界のベースとなる眼鏡作製技能士を言う。

 近年、さまざまな機能性メガネが登場しているが、その機能を十分発揮させるには、メガネ利用者個々人にピッタリと合わせるフィッティング技術が欠かせない。

「とくにその技術の違いで見え方に差が出やすいのは累進レンズを使ったメガネです。このレンズは『累進多焦点レンズ』とも呼ばれ、一枚のレンズの中でグラデーションのように度数が変化していて、視線を上げ下げするだけで遠くも手元もよく見える仕組みです。老眼が気になる中高年に目が疲れにくく大人気ですが、レンズの性質上フィッティングがしっかりしている必要があります」

 フィッティングの技術は長年の経験か、それを補う教育・知識がなければ身につけるのは難しい。それを一般の人が知るのは難しいが、眼鏡作製技能士資格はメガネ店の店員の力量を知る目安になる。そして眼鏡作製技能士資格を積極的に取得するよう奨励するメガネ店やそれを運営する会社は、少なくともより良いメガネ作りに力を注ごうとしているメガネ店であり会社であるということだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末