心不全の80代父親を看る娘「缶ビールやハイボール1缶なら飲んでもいい?」
「お出かけされているんですか?」(私)
「時々、1人で散歩しているんです」(娘)
「転ばないように。体調はいかがですか?」(私)
「普通」(患者)
「お風呂もだめだよって言ってるんですけど、入ってますし、排便も2日に1回出てます。あの、お酒はちょっととかだめですよね?」(娘)
「僕もお酒好きなので、無理にとは言わないですがね」(私)
「3月に退院してからは飲んでないんですが、その前は350ミリリットルのビールとかハイボール1缶とかですね」(娘)
「それくらいならいいです」(私)
「転倒が一番怖いですよね、やはり」(娘)
「そうですね」(私)
入院中のベッド中心の生活とは違い、自宅に帰られて、患者さんやご家族もホッとされている様子が伝わってきます。
慣れた自宅で日常生活を送る中で、患者さんのQOL(生活の質)を維持しながら、ADLの低下をなるべく防ぐ療養生活を目指します。