著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「動かない時間」が増えるほど疲労が残る…脳や心身に悪影響

公開日: 更新日:

 前述のように、人間はせわしなく動いて活動をしていた生き物です。じっとしている状態が続くことは、脳や心身に悪影響を与える──。疲労につながることが判明しています。

 例えば、ウィスコンシン大学マジソン校のエリングストンらは、女性を対象にした調査(2014年)を行い、座っている時間が短い人ほど元気と活力があり、疲れを感じにくかったと報告しています。ある程度動き回っている人の方が、元気で疲れにくい傾向が分かったというのです。

 また、ジョージア大学のペュエッツらによる研究も興味深いです。この実験では、日常的に疲労感を抱いている健康な若者を集めて行われ、参加者を次のグループに分け、検証しています。

①中程度の負荷の運動をするグループ。具体的には、6週間で18回ほどジムでランニングや軽い筋トレなど

②軽い運動をするグループ。具体的には、6週間で18回ほどジムでウオーキングなど


③何もしないグループ

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