著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「動かない時間」が増えるほど疲労が残る…脳や心身に悪影響

公開日: 更新日:

 前述のように、人間はせわしなく動いて活動をしていた生き物です。じっとしている状態が続くことは、脳や心身に悪影響を与える──。疲労につながることが判明しています。

 例えば、ウィスコンシン大学マジソン校のエリングストンらは、女性を対象にした調査(2014年)を行い、座っている時間が短い人ほど元気と活力があり、疲れを感じにくかったと報告しています。ある程度動き回っている人の方が、元気で疲れにくい傾向が分かったというのです。

 また、ジョージア大学のペュエッツらによる研究も興味深いです。この実験では、日常的に疲労感を抱いている健康な若者を集めて行われ、参加者を次のグループに分け、検証しています。

①中程度の負荷の運動をするグループ。具体的には、6週間で18回ほどジムでランニングや軽い筋トレなど

②軽い運動をするグループ。具体的には、6週間で18回ほどジムでウオーキングなど


③何もしないグループ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…