「歯を失って入れ歯やブリッジを入れてない人は、食べたり話したりする能力も衰えます。それが意欲や認知機能の低下につながっていくのです。歯周病は歯を失う原因のトップです。歯を失わないためには歯周病を予防し、かかってもきちんと治療すること。噛む力を維持し、認知症を予防するためにも口の健康は欠かせません」(金沢次期理事長)
認知症は要介護になる最大の原因です(「令和元年版高齢社会白書」内閣府)。元気で自立した生活を目指すなら、まずは口の健康から始めたらいかがでしょう。=つづく
(医療ジャーナリスト・油井香代子)